気づき

販売する人必見!運動会で学んだたったひとつの事

※この記事はメルマガの再アップです。

こんにちは。
久しぶりのメルマガです。
今回は先月の子供の運動会からの気づきです。

あなたは最近運動会を見に行きましたか?
お子さんなどの運動会がほとんどになると思いますが、
自分の子の出番をプログラムでチェックして、
徒競走やら騎馬戦などを見ますよね。
この順番がまとまって見れれば良いのですが、
そんな都合良くプログラムは決められておらず、
やっかいなのが、出番が来るまでの待ち時間。
これは本当に苦痛です。
特に炎天下だったりするとなおさらです。

する事ない。

かと言って隅で本読んでてもバツが悪いし、
スマホなんかいじってたら怒られそう。

で、何をしたかというと

「運動会」というものをじっくり俯瞰してやろうと思いました。

一歩引いて。いや二歩くらい引いて。

まわりは保護者からその家族、
おじいちゃん、おばあちゃんが大半です。
ぐるりと回って一番混雑しているのは徒競走のゴール地点。
凄まじいカメラの数と脚立の数。
多分脚立レンタルしたら多少のお小遣いになりそうな勢いです。

年々感心するのですが、持ち込むカメラは
プロさながらの機材ばかり。

カメラ本体より重そうな望遠レンズを抱えながら
ゴール地点で待ち構える。
※多分ズームすぎてゴール地点ではどアップかと(笑)

とそんな感じで「運動会」を客観のまた客観視していましたら、
ふとこんな事に気づきました。
それは、

「この人達、本当に自分の事にしか関心がない」

もう一度言います(笑)

「この人達、本当に自分の事にしか関心がない」

という事です。

カメラのズームの先には我が子の顔(多分どアップ)
ファインダーをのぞき込むため、まわりが全く見えず、
我が子への熱視線のみ。
他の子なんて見るわけがありません。
いや、見ていません。
我が子(自分事)しか見えていません。

しかも1位とれなくても、
1位の子がゴールする前に真正面から
我が子をズームにしてロープと重ねて撮れば、
1位でなくても1位みたいに撮れる!
みたいな撮影技術までをネットで調べて
のめり込んで撮ってます。
(お前だろ)

。。。

少し話がそれました。

何が言いたいかというと、
これ商売のお客さんも同じ。
みんな自分の事にしか関心がない。ってことです。

つまりは、リピーターのお客さんでないかぎり、
そもそもあなたが扱っている商品には、
ほとんど関心がないという事です。
残念ながら。
僕も同じ。
みんなそうです。
自分にしか関心がない。

しかもです。
ここからが今回の面白い気づきです。

これ販売している側も同じ場合が多いんです。
自分の扱っている「商品」にしか関心がない人が多い。
例えば、「この商品をどうやって売ろうか?」って思いますよね。
「この商品のここをアピールして、、」ってやつです。

これでは、売る側と買う側が交わるはずもありませんよね。

つまりお互いがお互いの立場で
自分の事しか考えていない。

だからこそ、対面の販売シーンなどでは、
お客さんが何を考えているか、
どんな気持ちなのかなど慮る必要があるんですよね。
いわゆるリサーチですね。

これは結構分かった気になってしまう事が本当に多いです。
僕も自分で理解してはいるものの時間と共にもどってしまいます。
恐らく人間が本来持っている自己を大切にするがための
本能だと思うんですが、販売に従事する人は常に心にとめておきたいことのひとつですね。

相手、お客さんに寄り添うことが販売には最も大切です。
そこを理解した上で商品をどうあわせていくか?
これがすごく大事ですよね。

この運動会で僕が気づいたのは、

「人は本当に自分の事にしか関心がない」

ということですが、よくよく運動会の会場に目をこらすと
運動会で利益を上げている一団を発見しました。
脚立のレンタルではないです(笑)
自分の事を見ずに相手の事を見ている一団です。

それはどんな人達か?

それはゼッケンをつけた地元写真館のカメラマンです。
5、6名はいたでしょうか。
他人の子供の一瞬、一瞬をカメラに収めていきます。
すべて他人の子。のはずです。
恐らくこの運動会の会場で「他人の子」を撮っている人たちです。
保護者は当然自分の子だけを撮ります。

で後日、撮影した写真が、
運動会写真販売サイト(パスワードでログインする)にて
売り出されます。
※昔は廊下に張り出されたものですが、現在はサイトでの販売です。

僕も自分のカメラで散々撮ったのですが、
数枚買ってしまいました(笑)
(ちくしょう!俺よりうまく撮れてやがる、、、)

なぜ買ってしまったのか?
うまく撮れているなどはもちろんひとつの要素ですが、
相手の「こうしたら多分嬉しいだろうなぁ」
を考えているからだと思います。

もちろんカメラマンさん自体は、
「いや、こういう仕事なので撮っているだけ」
と言うでしょうが、運動会の写真を代わりに撮る。という
サービス自体の発端は相手を慮ることから始まったのではないでしょうか。

運動会自体も仕事の関係で行けない方も
いらっしゃるかもしれません。
そこを代わりにお子さんを撮ってあげることで、
来れない保護者の方でも写真を残せます。

この相手の気持ち、領域に寄り添う事が必要なんですよね。
そんな事を改めて気づかせてくれる運動会の気づきでした。

最後にちょっと想像してみてください。
あなたは団体旅行に参加しました。
数日後に名所で撮影した集合写真が出来上がってきました。
その写真をはじめて見た時、
あなたは誰を最初に見ますか?

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