「まだまだやれる。」
そう思わせてくれる稽古の風景。
日本の原風景なのかもしれない。
年齢も身長も違う道場生が通う
東陶器『春風館』
(大阪・堺市)
その稽古に魂の輝きを見た。
決して大袈裟ではない。
現代は何かにつけて
ハラスメントの嵐。
腫れ物社会。
人が人を避ける世の中で、
ここ『春風館』は違う。
とことん人に向き合う。
ただ、ただ目の前の人に向き合い、
気持ちのぶつかり合いが光っていた。
小さくても、
大きくても出せる力がある。
全力でぶつかり合う。
ただ
少しでも力を出し惜しむと
すぐさま見つかってしまう。
本気と本気のぶつかり合い。
倒されても、倒されても
向かって行く姿勢。
かつて◯軍が恐れた
日本の精神力の片鱗がそこに見えた。
身長差が2倍もあるような相手に
向かって行く子供たちの気持ちに圧倒され、
自分にこんな気持ちが出せるのか?と
恥ずかしくなりつつも、心打たれた。
きっとこの子たちは
知らず知らずのうちに
大きな宝物をもらっているのだろう。
自分は毎日、
何か稽古をしているだろうか?
反省と大きな気づきをいただいた。
とことん目の前の人に
向き合うことを学ぶからこそ
彼らは宝物を手にできるのだ。
なぜか?
答えはシンプルで、
社会とは人と向き合って生きる場だからだ。
僕が尊敬する
「モノづくり」の天才は、
「人づくり」の天才でもあった。
#東陶器
#春風館