「あ、白内障ですね」
お医者さんは、あっさりと答えました。
最近ちょっと見えづらくなってきたな、
メガネを変えようかな、、、
くらいに思ってたので、
まさか自分がこの年で白内障になるとは思いもよりませんでした。
で手術も終わりました。(いきなりの展開w)
いや、やっぱり眼って怖いですよ、
いくらなんでもね。
最近は日帰りですぐにできるとはいえ。
手術自体は30分くらい。
左目だけ開いた状態で、
顔には布をかぶせて、
麻酔液、水などをかけながらの手術。
歯医者のライトが目前に突きつけられているような
眩しい状態で手術は始まりました。
眼自体は痛くないんですが、この手術でひとつだけ、
ひとつだけ気になるプロセスがありました。
白内障というのは簡単に言うと
今ある水晶体が白く濁ってしまっていて見えづらくなる現象。
手術というのは、この今ある水晶体を取って、
新しい人口の水晶体に入れ替える。
というのが白内障手術の全貌です。
で、です。
眼を開いたままで、目前はライト。
しかも至近距離なので、相当に眩しいです。
このへんは想像しやすいと思います。
で気になる瞬間がやってきました。
それは、、、
真っ暗。
そう、真っ暗になったんです。
完全なる闇。
目前にライトがあれば、
多少何かで目前を塞がれたとしても
真っ暗になる事はないと思うんですよね。
それが真っ暗です。
光ひとつ差し込まない黒だけの世界。
しばらくしてから徐々に明るくはなっていきました。
ホッとした瞬間です。
一瞬でまたライトが見えてきました。
ちょっとして思ったのは、こういう事でした。
多分もともとの水晶体を取った瞬間ではないかと。
もともとある水晶体を取って、新しいものを入れる。
その取り去った間がまさに闇だったのでは?
と思いました。(先生に聞いたわけではない)
でも多分そうだと思います。
ほんの一瞬でしたが、本当に怖かった。
失明の擬似体験。
と同時にこう思いました。
眼が見えるってありがたい。
本当にそう思いました。
あなたはどうですか?
朝起きて、「今日も眼が見えてありがたい!」
なんて思いますか?
僕はもちろん、思いません。
でも今は言えます。
白内障手術をしたから言えます。
眼が見えるってありがたい。
でも普段はそう思わない。
当たり前になってるから。
その当たり前に気づけました。
白内障手術で。
みんな、ほとんどの人がそうだと思うのですが、当たり前に感謝するってなかなか出来ないんじゃないでしょうか。
朝起きて、「今日も空気が吸えている!」なんて思う人は本当に少ない。
これは極端かもしれませんが、当たり前を感謝に変えるっていうのはなかなかできない。
でもそれに気づけた。
これは大きな気づきでした。
思っているつもりでもなかなか出来ない。
プライベートだったり、仕事だったり、家族のこと、身内のこと。当たり前って本当に多いんじゃないでしょうか。
当たり前を感謝に。
人生が幸せな人って当たり前を感謝している人だと思います。
たぶん時に忘れるとは思うけど、
当たり前を感謝にして生きていきたい。
そう思いました。
あなたはどう思いますか?
今日も読んでくれてありがとうございます。
今日もあなたらしく、愉しい一日を!
URAPYON