はじめのひとこと研究室

POPは売るためではない。まず知らせるためだ。知ってもらうとは売れる入口だ。

お店は売っていない。
商品を並べているだけである。

と僕は思っている。
ちょっと乱暴な言い方だが、
並べているだけだ。

そうは思わないか?
場所に並べているだけだ。

そう思うのには理由がある。

それは圧倒的に提案がないからだ。
つまりセールスがない。

セールスがあったら押し売りじゃないか!
そういうことじゃない。

ここで言いたいのは、
小売の店頭でお客さんへ提案しているものが
圧倒的に少ないのだ。

棚に並んでいるだけが多い。
すべてのお店ではない。

しかし提案のしているお店は本当に少ない。

言い方を変えよう。
たまにこんなお店ないだろうか。

「この店、結構スタッフ多いな」
「活気があるな」

それはスタッフがしゃべるから、
提案するからだ。

例えば居酒屋。
スタッフの女の子が、
「お飲物お持ちしましょうか?」
ニコッ。

これはセールスである。

人が多くて教育できていれば
セールスの機会が多い。
ということになる。

誰もスタッフがいなくて、
商品が並んでいるだけ。
では全然提案がない。

とはいえ、人件費もかけられない。

そこで提案をするPOPが必要になってくる。
人の代わりに接客してくれるのだ。

ネットで商品が売れる。
それはネットにショップがあるからだ。
ネットが売ってくれる。
システムが売ってくれる。

しかしリアル店舗はどうだろう。
接客がなければ売れるわけはない。
提案がなければ売れるわけがない。

そこでPOPなのだ。
POPは究極、売る前に
商品の存在を知ってもらうためのもの。
そこが売上の入口になるからだ。

はじめのひとこと

が重要なのだ。
何も言わずに売れるわけはない。

ここをもう一度考えてみてはどうだろうか?

URAPYON

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