はじめのひとこと研究室

つくるところから売る準備は始まっている。

販売の仕事に長く携わっている。

小売の店頭の場合が多いが、
最近気になっていることがある。

それは、

お客さんへの情報の準備が、
まだまだ足りていない。

ことだ。

情報発信の時代。
情報なんて出したいだけ出せる。

しかしその情報をお客さんへ
届ける前に売ろうとしている。

例えば、あなたがお店の前を通ったとする。
それで店員さんに声をかけられた。
あなたはその商品を見たこともないし、
聞いたこともない。

あなたは足を止めるだろうか?

変わって
あなたはまた店員さんに声をかけられた。
見れば先日インスタグラムで見た商品で
気になっていたものだ。

そのリンクからその商品の開発秘話、
その企業が目指しているビジョン。
もろもろ。

事前にもし情報をインプットしていれば
受け入れる確率は高くなる。

では店頭などではどうか?

あまりにその場だけでの
情報発信だけのケースが少なくない。

もちろん販売の現場でしか
出せないという制限もあるだろう。
しかし、出せるものも出せていない
というのは意外と多い。

そこでこの写真を見て欲しい。

とある映画の前売りチケット。
いわゆるムビチケであるが、映画を観に行く前から
楽しくなってしまう。

こういう作品に関連したデザインで
お客を魅了することが
うまいコンテンツは伸びるし、話題になる。

これも事前の情報であり、
期待感を煽る演出だ。

しかし小売となると
土壇場で売ろうとするケースが非常に多い。

土壇場で売るということは
お客さんの準備が出来ていないということ。

準備をしていただくためのネット
SNSのはずがまだまだ足りていないことが多い。

ここは手間がかかることだ。

目の前の販売も大事だが、
販売するまでのプロセスを設計するというのは
もっと大事な時代だと感じる。

urapyon

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