はじめのひとこと研究室

お客さんを囲いこもう!という愚。

お客を囲いこむ。

たまにこんなことを聞く。
ただ現実こういう事を言う人にかぎって
お客さんがついていない事が多い。

メンバーズカードとか
ポイントカードとかでお客を囲いこむ。
こういうたぐいはある意味商売に関して
思考停止のサインでもある。

以前百貨店で買い物をした際に
「◯◯カードはお持ちですかぁ?」
と聞かれたことがある。

持ってませんと答えると
「え?持ってらっしゃらないんですか?」
「◯◯な時にポイントついてお得なのにー」
とか言われる。

でもこちらは一ミリも欲しくない。
一ミリもメリットを感じない。
この辺の感覚が乖離しているケースがある。

売り手が良かれと思っているサービスを
お客はまるでメリットを感じていないことなんて
ザラにある。

それを分からずに平気で
ドヤ顔ですすめてくる。
余計にお客がいなくなる。

こういう感覚が身につくと
ポイントカードの入会者数で安心してしまう。

というより
お客さんに喜んでもらう事を考えるより、
いかにポイントカード会員を増やすか?
に思考が集中してしまう。

まさにお客を囲い込もう!

というわけだ。

似たような事に
人脈をつくる。
がある。

一般的に人脈って言葉を多用する人に
本当に人脈のある人がいない。

人脈のある人に
人脈という言葉はない。

人脈をつくろうとするなら
自分を磨いたほうがいいのに。

といつも思ってしまう。
自分に魅力がなければ
離れていってしまう。

それだけのことだ。

話を戻すと
お客さんがつくというのは、
いかにお客さんに価値提供できたかだ。

何かカードを発行して
囲いこむことではない。

囲い込む!と言ってる人も
そんなカードいらないよ。
と思っていることがあるはずだ。

人間は立場が変わると忘れてしまう。
売り手と買い手は常にスイッチしている。

囲いこむ仕組みに注力するより、
お客さんをいかに喜ばせるか?
を考えたほうが売上をあげる
最短距離ではないか。

本当の夫婦は
婚姻届けなどいらない。

URAPYON

書籍『プロセスエコノミー/尾原和啓』読了。ちょっと気になった箇所抜粋してみた。前のページ

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