バイヤー目線で言うと
「売れる商品をもっと仕入れろ!」
「売れない商品を下げろ!」
そんなとこだろうか。
つまりは「売れる商品」を仕入れれば売れるし、
「売れない商品」を仕入れれば売れない。
こういう旧態然としたバイヤー感覚が
まだあることに驚く。
もちろんバイヤーは商品をみつけて
仕入れるのが仕事だと思う。
しかしその商品、
いや「売れるはずだった商品」が売れないのはなぜか?
結果、何が起きるか?
売れない現場が悪いだの。
やっぱり「売れない商品」だった。など。
もちろん商品の質は大事だ。
そこを否定しているわけではない。
しかし、「売れる商品」を仕入れたら終わり。
や、どうやって「売れる商品」を見つけるか?
に終始していることが少なくない。
大事なのは、
「売りたい商品」だ。
「売る商品」だ。
この言葉には意思がある。
「売れる商品」「売れない商品」は
きわめて他力だ。
いくら良い商品を仕入れても
現場で「売りたい!」と思わなければ
意味をなさない。
どうもこういう机上の空論が多く、
現場のことを考えていないケースが多い。
恐らくだけど、
仮にバイヤーが店頭で販売しても
自分の仕入れた商品をどこまで売ることができるか。
はなはだ疑問だ。
商品はどこにでもある。
「売る」ということは商品に頼りっきりになることではなく、
主体性を持ってお客さんのことを考え提案することだと
僕は思う。
まだ「売れる商品」「売れない商品」なんて言ってたら、
いつまで経っても売れない。
URAPYON