どもURAPYONです。
最近POPの投稿多しです。
先日の記事で
こんなことを書きました。
つまり、あなたの商品、サービスは必ずしもお客さんの必要性と一致しない場合が多い。だからキャッチコピーで注目してもらわないといけない。
で、前回の記事ではキャッチコピーにどんなことを書くか?
までは触れていませんでした。ここが実はよく聞かれるところだったりします。
結論からすると、このキャッチ書くのがもっとも大変なんです。
それはなぜか?
それは自分は他人になれないからです。
どうしてもなれない。
ここにPOPの難しさがあります。
先日、POPに関する質問を受けた中でこういうものがありました。それは、「中国の方へのPOP」についてです。
いろいろと国民性が違うと関心のポイントも違ってくることはありますが、ここでまず考えるべきことは、中国の方の関心を探ってみることです。どんなことが流行っているのか?などです。
一番書きがちなのは(これは日本、中国関わらずですが)やはり商品スペックありきになってしまうことです。決して間違いではありません。商品、サービスの中で、中国の方の関心事とマッチするものがあれば、それは書くべきでしょう。
問題はその商品がPOPを見る人とマッチしない場合です。そういう場合はどうするか?です。
そういう場合はこう考えてはいかがでしょうか?
商品特徴は少し置いておいて、お客様の行動に目を向けてみる。
例えば、中国から観光に来られたお客様。そこでお買い求めになった後、どういう行動があるかを想定してみます。細かくです。
ホテルのロビーで販売していた場合、買った商品を部屋まで持っていくかもしれません。で、それから翌日帰国ともなれば、スーツケースに入れたり、手持ちだったりするはずです。
またあなたが逆に中国へ旅行した時のことを考えた場合、どうでしょうか?海外の観光です。お土産はたくさん買うかもしれません。たくさん買うということは荷物が多くなる。荷物が多くなるという事は、あまり重い商品は買わないかもしれない。と仮説を立ててみるんです。で販売する商品がもし軽くて、その商品のベネフィットがあれば、
軽くてかさ張らず、スーツケースのすきまに入る、大切な人へのお土産
としてPOPに書いてみたら、もしかしたら反応するかもしれません。
ここで見てほしいのは、メッセージが商品スペックだけになってないという事です。
「軽くてかさ張らない」
がお客さんにとってのフックになるかもしれません。
(ただしこれは検証してみないともちろんわかりません)
こんな風に、お客さんの生活スタイル、未来の行動などに目を向けてみると、いろんなメッセージのアイデアが出せるかもしれません。
POPが書けない理由のひとつに、商品にお客さんを振り向かせようとするあまり、商品スペック(特に良い点)を声高に出してしまう落とし穴です。(それがマッチするメッセージであれば有効です)
一回商品を離れてみて、お客さんの行動に目を向ければ、ヒントが出てくるかもしれません。
POPというのは本当に奥が深いと思います。
まとめると、
商品の良さでお客さんに注目してもらうだけではなく、お客さんの行動に目を向けて考えてみる
ということですね。
『商品説明以外』を書くとなぜ効くのか?というのは、残念ながらあなたの商品の事をずっと考えているお客さんは稀だからです。商品情報を心待ちにしているお客さんはほとんどいない。と考えるべきでしょう。だから、お客さんの関心、行動に目を向けてみる。これが重要になってきます。
僕はPOPを書く時にいつも考えていることは、
お客さんはこの商品に興味がないだろう
という視点からまず考えています。で、商品までそのお客さんを連れてくるために、どんなメッセージが必要なのか?を考えています。
いかがでしょうか?
これからもあなたの販促の参考になる記事を発信できたらと思っています!
それでは今日もあなたらしく、愉しい一日を♪
URAPYON