今の仕事は転職だと思っている。
べらぼうに稼いでいるわけではないが、
天職と収入は相関関係がない。
生活できれば十分。
ただ自分の天職であれば、
おのずと価値を届けることができるし、
仕事も増えると思っている。
自分のビジネスを持ちたい。
とは実は前から思っていた。
それを意識しはじめたのは、
はじめてドメインを取得した時かもしれない。
当時はワードプレスとかないので、
htmlを書いてページを作っていたけど、
フリーのホームページに納得いかなかった。
もちろん、
そんなたいそうなコンテンツでもなかったけど、
自分だけのスペースが欲しかった。
広告が入るページが気に入らなかった。
自分だけの場所。
そこはいかようにもハンドリングできる。
誰の許可もいらない。
好きなデザインで、
好きなようにできる。
誰かのフレームではない。
自分だけの場所。
そんなことを思っていた。
自分がこの歳で屋号を
旗をあげるとは思っていなかったけど、
必然だったようにも思う。
自分の思う天職とは、
自分の才能を生かして、相手の要望に応え、また期待を上回る価値を提供できる仕事のこと。
と同時に、それしかできないことでもある。
僕がフリーでやり始めたのも
主体性ではなかった。
そうせざるを得なかった。
でもこれが結果として
良い方向へ転んだ。
それしかできなかった。
だから天職というのは、
いわゆる「逃げ場」でもある。
これしかない。
というもの。
それしかできない。
というもの。
それが天職であり、逃げ場だ。
ピンチがなく天職に巡り会えばラッキーだけど、そうもいかない人がほとんど。だからそういったピンチの時こそチャンスなのだ。
月並みが表現だけど、
みんなが口々に言うのだから、そうなのだろう。
楠木健さんが、
「本当のチャンスって、ピンチくらいしかない」
と言っていたが、その通りだと思う。
だから、ピンチのすぐそばに
チャンスがある。
そこは見えにくい。
怖い。
だけどそこにしか
チャンスはない。
ピンチのそばに
天職のヒントがある。
なんでもできなくていいと思う。
ひとりになった時、何ができるか。
何を差し出せるか。
どこに逃げるか。
それが自分にとっての天職であり、
自分の逃げ場だ。
URAPYON