またひとつ歳をとりました。
この時期、
終戦記念日に生まれたから
というわけではないのですが、
気づけば祖父の遺品と向き合っている事が多い。
マメだったのか?
は分からないのですが、
戦時中の写真も多数残っており、
中には満州の写真も。
どくろが写っている写真など
それはそれは戦争の生々しさを切り取った写真の数々。
どんな教科書にも載っていないリアルが
そこにはあります。
この時期にきまって頭に浮かぶ言葉は、
「平和こそ平和な時に感じられない」
ということ。
いま僕たちが生きる現代は、
先人の上に立っている。
それは間違いない。
何かの不満があるとしたとしても
この写真たちの中の時代からすれば
なんて事はない。
選択肢さえもない時代。
いま生きていることに
感謝を感じて生きなければならない。
写真は生きて帰ってくることを
願った人たちが書いた日の丸。
生きて帰ってきたからこそ、
いまの自分がいる。
どの名前も達筆。
魂が込められているのを感じる。
どんな戦地をかいくぐってきたのだろうか。
終戦記念日に生まれてきた私を
当時祖父はどう思っていたのだろうか。
人は1人では生きていけない。
この言葉は、
いまの人たちだけでなく、
遡った先人たちの事も含めて。
と思わずはいられない。
戦後80年
平和に感謝。