こんにちは。

現在販売、マーケティングのコンサルティングを
生業としております。

ここで最近というか前々から気になっていたことを。

これはコンサルあるあるなのかもしれないけども、
あることが気軽に出来なくなってしまったことです。

結論から言うと、それは

安易なアドバイスです。

どういうことかと言うと
コンサル、提案などは今までの知識、知恵、
現場でのノウハウ、体験、などを体系化して
アドバイスする仕事。

例えば開催されるセミナーの参加費が無料だとしても
主催していただく事業者様には高いフィーをいただいています。

これは悪気はないとは思うのですが、
「ちょっと教えてくれない？」
なんていうことが結構あったりします。
いや、普通にあります。

それか、
LINEとかのメッセージレベルで
相談なんですが、、、
とアドバイスを聞かれたりすることです。

つまり僕にとってアドバイスとは商品なのです。
ですから、安易に答えてしまうと
無料で商品を渡しているようなものなのです。

これは決して意地悪なのではなく、
商品なので安易に答えるわけにはいかないのです。

何かに困っている状況へのアドバイス、提案は
僕にとっては商品です。

この一言をアドバイスするために
年間様々な本を読み、実践から得たものを
提供するのが仕事であり、商品なのです。

だからこそ
現在年間契約でお取引いただいている
お客様からは高いフィーをいただいています。
いつもありがとうございます。

そう、そうなのです。
悪気はないとは言え、
軽い気持ちで聞かれたアドバイスに答えてしまうことは、
高いフィーをいただいているお客様に失礼でもあるのです。

本当にありがたいことに最近では、
「打ち合わせレベルで有料級ですね」
なんていう嬉しいお言葉もいただきます。

なので、僕にとって商品である以上、
安易なアドバイスに答えるわけにはいかないのです。
重ねて言うと契約していただいているお客様に失礼です。

ケチと言われるかもしれませんが、
これが僕の仕事なのです。

アドバイス、提案が欲しいということは、
つまり、困っているということ。

困っていることに何かしらの物、
価値を提供するのがビジネスというものです。
そこに対価が発生します。

僕にとってはアドバイス、提案するのが商品です。
制作の代行などもそうです。

例えばこんなことです。

僕が何かDIYで棚でも作ろうとします。
まずは材料が必要です。

・棚板
・釘
・棚板をわたす金具
・ノコギリ

など。
このうち、
手元にないものがあったとします。

ここでは仮に「釘」とします。

つまり、ここで僕にとっての困りごとは
「釘がない」
ことです。

釘はいくらもしないかもしれませんが、
もちろんタダではありません。

ホームセンターで僕が店員さんに

「ちょっと釘がなくて困っています。10本くれませんか？」

と言ったらくれるでしょうか？

答えは明白で絶対にくれないですよね笑

でもこのようなことを理解していないと
安易にアドバイスだけを求められてしまうこと
釘を毎回タダであげることになってしまいます。

コンサルというのは難しいものです。
目に見えないからこそ価値と感じてくれる方、
簡単に聞いてしまう方、様々です。

もちろん決して上から目線で言っているつもりはないです。
もっと言えば、これが普通だと思っています。
アドバイス、提案できるために勉強もしますし、
情報収集、現場に行ってのリサーチなどなど。
見えない価値だからこそ、見えないことを日々行い、
最適な提案ができるように日々頑張っています。

販売、マーケティングがメインなので、
話題のスポットへ出かけたり、
興味はないものでも買ってみたり。
本当に色んな体験を身銭を切っているからこそ、
アドバイスができます。

なので、今後も安易にアドバイスを求められても
残念ながら答えることができません。
もちろんご契約いただいているお客様は別です。
それが仕事なのですから。

コンサル業をやっていると気軽にアドバイス出来なくなる話。
でした。

PS
先日、親戚が集まる機会があったのですが、
親戚にでさえアドバイスしませんでした笑
そのくらいでないとやっていけないのです。