※この記事はメルマガの再アップです。
今回は催事販売での気づき。
とある食品メーカーさまのお仕事でした。
会場は横浜アリーナ。
僕の担当は冷凍ハンバーグの販売です。
和牛を使ったこだわり商品ですが、
催事価格でお求めやすくなっております。
よりどり販売。
ですが単価は1000円を超えており、どなたでもポンポン売れるわけではないのです。
催事がスタートしてお客様へお声がけするも苦戦。
なかなか最初のお客様をつかまえることができません。
しばらくしてパラパラとお客様が販売している冷凍ケース付近まで来ていただき、
少しずつ売れるようになってきました。
その間いろいろとお声がけを変えたりして気づいたのですが、
お客様が喜んで買っていただけるには共通点があるなと気づき始めました。
それは、「ありがとうの先出し」です。
普通お買い上げいただいた後に「ありがとうございました!」は当たり前ですよね。
しかし僕はなるべくお買い求めの前(購入するかどうかも分からない段階から)
できるだけお客様への「ありがとう」を探すようにして、会話しました。
例えば、
お客様「今日ね。わたし名古屋から来たの」
僕「えー!それは遠方からわざわざありがとうございます!」
とか、
お客様「これわたし、昨日も来て買って帰ったの。美味しかったわー」
僕「昨日に引き続き、今日も来ていただいたんんですか!嬉しいです!」
お客様「これ和牛?おいしそうね」
僕「ありがとうございます!そうなんです。しかも冷凍ですからいつでもお召し上がりいただけて便利なんです!」
という具合でした。
お陰様で商品は完売。
無事催事を終えることができました。
ここで僕の勝手な意見ですが、
「お客さんって商品を求める前にありがとうを求めているんじゃないかな?」ってこと。
ありがとうを言われて嫌になる人ってまずいません。
買っていただいてから「ありがとう」を言うのではなく、
結果を求めずにまず、お客様の行動に「感謝」を示すことで他のお客様も
来ていただく連鎖が生まれたように思いました。
加えて売ってる自分も楽しくなり、お客様にも楽しんでいただきました。
最近思うことですが、「いらっしゃいませ!」だけのお店もあれば
「こんにちは!」、「ご来店ありがとうございます!」のお店まで様々。
ただ言っているだけでもだめですが、お客さんが入っているお店は、
お客様がご来店していただくことを「当たり前」とせず、
ありがとうの順序を意識しているのかもしれませんね。