はじめのひとこと研究室

いつから生産性しか見なくなってしまったのか。

生産性を上げろ。

とどこでも言われるのではないだろうか?

ただコロナ以降は、
意識が変わってきたところもあるように思う。

そもそも生産性ってなんだろうか?
突き詰めて言うとどんな活動がどれだけ販売したのか?
みたいなことだろう。

それは前も書いた費用対効果。
みたいなものと同じ。

どれだけやって、
どれだけ生産(売上)したのか。
ということで概ね間違いではないだろう。

みんなそこに躍起になっている。

自分も会社員時代に会議なんかは
憂鬱で仕方がなかった。

ただサボっているわけではなかっった。
活動はしつつ数字が上がらない。
なんてことは多くある。

ただ一方で「感動したサービスだ!」
みたいな話がたまにメディアで取り上げられたりする。

その感動、だけれど、
その大半が非効率なことが多いのではないだろうか?

ここは本当に不思議で、面白い。

つまり、売る側が効率を最優先させ、
買う側は非効率を求めているのだ。

これは実に皮肉的でもある。
だから思うのは、効率というのは
限界がある。

ということだ。
また、効率化できることは、
いつしかお客さんは慣れてしまうということだ。

あなたが最初にネットで商品を買ったのは
いつのことだろうか?

クレジットカード番号を入力して、
商品をカートに入れ、決済をする。

数日後に商品が届く。
アマゾンであれば翌日、当日もある。

で、今どう思っているだろうか?
感動しているだろうか?

ほとんどの人は、
当たり前になっていると思う。

アマゾンが最強なのは、
究極の利便性を提供しているからに
ほかならない。

究極の効率化なのだ。
ただ慣れてしまうと感動を産まない。
当たりまえになる。

それは感動のサービスも慣れれば
当たり前かもしれないが、
アマゾンより頻度が少なければ、
すぐには陳腐化しない。

その感動というのは
知恵を絞って、真にお客様のことを考えれば
出てくるものだと思う。

昨今、商品はどこでも同じだ。
オリジナリティを出してもすぐに真似される。
スピードの世界。

みんなスピードの世界。

だからこれからは、
一見無駄な、時間のかかるような
人こそできることが成果を出すものだと思っている。

お客さんの研究こそ、
時間のかかるが長きに渡り効果のあるものだと思う。

何が言いたいかというと
生産性ばかりを言っているようでは
ダメだということ。

生産性を言うなら
お客さんの生産性をあげるようなサービスなら
いいと思う。

ほとんどの生産性という言葉は
売り手側の都合だけでしかなく、
お客さんのことではない。

ものすごくシンプルな思考だ。

厳しい時ほど、相手のことを考えられた者だけが
生き残る世界。だと僕は思っている。

商品をお客さんへ届けて、
お客さんの生産性(幸せ)を上げようではないか。
商品を売っているのではない。
幸せを届けるために売る。
そういう考え方でメッセージを書いている。

URAPYON

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