まだまだ物を売っている人が多い。
これは職業はなんですか?
の質問の答えを聞けば分かる。
でも意図的に一般回答をする場合も多い。
※理解している場合と、していない場合があるが。
例えば考えてみてほしい。
どこか、まぁコンビニでもいいや、
何かドリンクを売っているとする。
そのドリンク。
そこでしか買えないものか?
ノー。
そこだけで買えるものなんてむしろ少ない。
どこでも買える。
本でも文房具でもいい。
そのお店「でしか」買えないものが果たしてどれだけあるだろうか?
ほとんどないのではないだろうか?
もっというと、
その商品、他のお店の方が安い場合も
たくさんある。
そこだけで買える商品、というのは本当に少ない。
これからがポイントなんだけど、
どこでも買えるということは、
お客さんが商品をどこでも買えるということは
ここで買う必要がないことだ。
どこでも買えるんだから。
ではどうするか?
ここで買いたい!
と思わせるにはどうするか?
それは人でしかないと思う。
いわゆるあなたから買いたい。
というやつ。
先日野球場の
ビールの売り子さんの動画を観た。
これこそまさに!だ。
ビールはほとんど一緒。
つまり商品の特性はほとんど変わらない。
だけど、売る人が変わるだけで
売上が違う。
これは人がいるからだ。
ビールの味はほぼ一緒のはずだ。
相当なマニアでない限り一緒だ。
※ここのスーパードライは何工場だ!くらい分かれば別だが。
商品は変わらない。
だけど人が違う。
ここにヒントがある。
ただこういったスキル、
人材の教育はなかなか難しい。
いや教育というのもおかしい。
どういった環境を提供できるのかが
組織の命題ではないだろうか。
その人その人の能力、個性を発揮できれば
その会社は伸びると思う。
しかし、現場では制約や制限、
ひいては圧力をかけたりする企業もある。
パワハラなんてもってのほかだ。
※甘やかす必要もない。
僕はいろんな組織を経験してきたが、
いわゆる人間力が大事だと思う。
職位が上だけど人間力がない人もいるし、
役職がなくても人間力のある人はいる。
ここが面白い。
たまに会社の外へ出ても職位を振りかざす人さえもいる。笑ってしまう(笑)
いつもの通り話がそれてしまったが、
商品はどこも同じなので、商品での差別化は難しい。
だから人間力で売るしかないと思っている。
その人間力を発揮させるために環境が必要だ。
だから、社員に環境を与えている会社は
それだけ伸びるし、あらゆる制約、ダメ出しをする会社は伸びない。
イコール、物も売れない。
物が売れない。
ではなく、どこでも買えるのでここで買う必要がない。
のだ。
もっと人間を売らなくてはいけない。
まさに今はそんな時代ではないだろうか。
URAPYON