閉店間際のたいやき屋に立ち寄った。
ここのところ緊急事態宣言で
店が閉まるのが早いので困る。
注文が終わり、
会計のお釣りをもらう時に
店員さんがひとこと。
「ありがとうございます!猛暑日カードでーす!」
え?
猛暑日カード???
幸い閉店間際で
後ろに並んでいるお客さんもいないので
聞いてみた。
「あの、猛暑日カードってなんですか?」
「あ、こちら猛暑日カードと言いまして、気象庁発表の気温が32度以上で1枚発行しています。3枚集めるとお好きなたい焼き1匹プレセントしています!」
「へー、面白いですね。ありがとう」
店を後にしました。
どちらかというと店舗の施策って
ポイントカードとかだけが多いと思うけど、
まさかこの「猛暑」を利用するとは、、、笑
ここではそのユニークさが
どうこうというより、
「天気」というコンテンツでさえも
マーケティングに生かそうという姿勢と
お客さんの立場に立った視点にあると思う。
猛暑で暑い。
↓
外出したくない。
↓
暑い中来てくれるお客さんに感謝
↓
猛暑日カードで還元しよう!
という流れかな。
とはいえ、もちろん売上のためでもあるけど
そこに買い手と売り手の納得感を盛り込んでいるのが秀逸だと思った。
そこで思うのはどこまでも
「お客さん視点」が大事。
ということだ。
売る側からだけ物事を見ていては
こういう発想は出て来ないと思う。
だからどんな売り手も
買い手になる必要があるのだ。
URAPYON